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ライフスタイル

エルゴチオネインが寿命と認知機能に与える影響:マウス研究

金沢大学の日本人科学者らは、飲料水中のエルゴチオネイン補給が雄マウスの寿命を有意に延長し、中央値で16%、平均値で21%延ばしたことを示した。エルゴチオネインはキノコ(特にポルチーニとヒラタケに豊富)に含まれる抗酸化物質である。ただし、寿命に関する証拠はマウスと線虫のみであり、ヒトでは関連性は示唆されているが因果関係は証明されていない点に注意が必要である。

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日本の科学者らは、キノコに含まれる抗酸化物質エルゴチオネインで雄マウスを治療すると、寿命の中央値と平均値がそれぞれ16%と21%有意に延長することを示した。

今回初めて、日本の金沢大学の研究者らは、強力な抗酸化・抗炎症物質であるエルゴチオネインの寿命延長効果を実証した。エルゴチオネインは体内で生成されないユニークなアミノ酸であり、食物から摂取する。最も豊富な栄養源はキノコ、特にポルチーニとヒラタケである。ライオンのたてがみキノコにも含まれるが、これらの豊富な源に比べると量は控えめである。エルゴチオネインは以前から、老化したマウスで神経保護を活性化し身体能力を高める能力で注目を集めていた。

今回、新たなデータにより、エルゴチオネインが寿命を延ばす特性も持つことが示され、研究者らは雄マウスの寿命を有意に延長することを実証した。これらの注目すべき発見は、エルゴチオネインを栄養学的な抗老化介入にどのように応用できるかについてのさらなる研究への道を開く。

研究の限界を明確にすることが重要である:寿命延長に関する直接的な証拠はすべて、雄マウスとC. elegans線虫でのみ得られている。ヒトでは関連性のみが示唆されている:集団研究では、血中エルゴチオネイン濃度の低さが虚弱、認知機能低下、加齢関連疾患と関連しているが、サプリメント摂取がヒトの寿命を延ばしたり疾患を予防したりするという因果関係はまだ証明されていない。これは有望な方向性であり、臨床試験での確認を待っている。

新たな研究により、キノコに含まれる強力な抗酸化物質エルゴチオネイン(ERGO)が雄マウスの寿命を有意に延長することが判明した。

研究内容:

  • これはERGOが寿命と加齢関連障害に与える影響を包括的に調査した初めての研究である。
  • 生後7週齢の雄マウスに、生涯にわたり飲料水にERGOを添加して投与した。
  • ERGOの投与量は約4-5 mg/kg/日であった。

結果:

  • ERGO補給はマウスの寿命を有意に延長した。
  • 生存期間中央値が16%増加した。
  • 平均生存期間が21%増加した。
  • 90%のマウスが死亡する閾値が29%増加した。

ERGOを投与された線虫(C. elegans)でも同様の所見が観察された。

参考文献:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38446314/
Katsube et al., Ergothioneine promotes longevity and healthy aging in male mice, GeroScience 2024;46(4):3889-3909. DOI: 10.1007/s11357-024-01111-5

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